グルテン分解乳酸菌サプリ
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グルテン分解乳酸菌サプリ
消化器内科専門医でありながら、プライベートでは“東京パン生活。”(Instagram)として活動する無類のパン好きですNEWoMan新宿でのコラボパン発売や、大手メディアでの掲載歴もあり、「パンは生活の喜び」という想いを日々発信しています。
健康志向が高まりグルテンフリーが注目されていますが、パンやラーメンなど「好きなもの」を我慢し続けるのは、生活の質を下げてしまうこともあります。パンやスイーツを愛する消化器内科専門医の視点から、小麦を無理に避けなくても心地よく楽しむためのヒントとともに、新たな選択肢としての「グルテン分解乳酸菌サプリ」をご紹介しています。
グルテンフリーが話題になる一方、「グルテンだけがすべての不調の原因」といった誤解も広がっています。医学的には、グルテンが負担になりやすいのは一部の方であり、すべての人に当てはまるものではありません。小麦アレルギーやセリアック病など専門的な病態はありますが、健康な人が無条件に避ける必要はありません。
「小麦を食べるとなんとなくお腹が張る」と感じる方の中には、
原因がグルテンそのものではなく、FODMAP(発酵性糖質)によって大腸で急速に発酵が起こりやすい体質の可能性があります。特に小麦に含まれるフルクタンは、腸内細菌のエサになりやすく、敏感な腸では張りやガスにつながることがあります。
つまり、同じ小麦でも「負担を感じやすい方」と「特に問題がない方」がいるのは自然なことで、これは体質・腸内環境・食事の組み合わせによって大きく変わります。この“負担の感じやすさ”は、小麦に含まれるたんぱく質(グルテン)をどう処理できるかとも関係するとされ、ここに食事の工夫やグルテン分解乳酸菌の活用という選択肢が生まれます。
過敏性腸症候群(IBS)の方の一部では、FODMAPや小麦製品を食べた後にお腹が不安定になりやすいことがあります。これは「グルテンが悪い」わけではなく、フルクタンによる発酵のスピードや、腸の動きが敏感に反応することが影響すると考えられています。
IBSの方が小麦を“全部避ける”必要はありませんが、腸に負担がかかりやすいタイミングを上手に調整したり、小麦の成分をあらかじめ分解してくれる働きをもつ菌を取り入れると、食べ方の幅を広げるサポートになる場合があります。(※症状改善を保証するものではなく、あくまで一般的な食生活サポートです。)
リーキーガット(腸漏れ)とは、腸のバリア機能がゆらぎやすい状態を示す概念で、研究途上ではあるものの、ストレス・睡眠不足・偏った食事などが腸の状態に影響するとされています。
このコンディションが続くと、小麦を食べたときに「なんとなく重い」と感じやすくなることがあります。小麦を完全に避けるのではなく、腸にやさしい生活を整えつつ、小麦由来のたんぱく質(グルテン)を一部分解する働きのある乳酸菌を取り入れると、食べた後の負担を意識している方の“選択肢のひとつ”になります。
SIBO(小腸内細菌増殖症)では、小腸で細菌が増えすぎることで発酵が起こりやすくなるため、炭水化物や小麦を食べた際に張り感やガスが出やすい方がいます。これは小麦自体が原因というより、腸の発酵しやすさが関連しています。
小麦を完全に避ける必要はありませんが、食べる量の調整や組み合わせの工夫に加えて、グルテン分解に関与する乳酸菌を取り入れることで、小麦を楽しみながらも“無理のない食べ方”につながるケースがあります。(※医薬品ではなく、体質改善や治療を目的としたものではありません。)
パンは香りや食感だけでなく、気分を明るくする存在でもあります。
食事がストレスになるのは本末転倒です。大切なのは、自分に合う形でパンを楽しむこと。
パンは発酵時間によって風味だけでなく、体にとっての“感じ方”も変わります。長時間発酵のパンは、酵母がゆっくりと小麦の糖質やたんぱく質を分解しながら熟成が進むため、生地が落ち着き、香り・旨味がしっかり引き出されます。
また、成分が丁寧に分解される過程によって、「通常のパンよりも食べやすい」と感じる方もいます。もちろん、体感には個人差がありますが、長時間発酵のパンは、小麦の負担を感じやすい方が“試してみる価値のある選択肢”になります。
バゲットやカンパーニュなどのハード系パンは、小麦・酵母・塩といった非常にシンプルな材料だけで作られていることが多く、余計な油脂や砂糖、乳化剤などがほとんど入っていません。
そのため、小麦本来の味わいが際立つだけでなく、材料が少ない分だけ「合う・合わない」を見極めやすい特徴があります。さらに、ハード系は水分量が低く、口どけに時間がかかるため、よく噛んで食べることで満足感が高まり、過食の防止にもつながりやすパンです。シンプルなパンは、調味料や具材との組み合わせでバリエーション豊かに楽しめる点も魅力です。
パン単体で食べるよりも、野菜・たんぱく質・乳製品などと組み合わせることで、食後の満足感が高まり、血糖値の上がり方もゆるやかになります。これは、食物繊維やたんぱく質・脂質が小麦の消化吸収をゆっくりにするためです。
例えば、サラダ+パン、卵料理+パン、ヨーグルト+パンなど、
日常の「パン時間」にひとつ添えるだけで、体への負担感が変わることもあります。また、乳製品や発酵食品と組み合わせると、腸内環境を支える食事にもつながります。特に、小麦の負担を少し軽くしたいと感じる方にとっては、食べ合わせの工夫は手軽で効果的な方法です。パンを“控える”のではなく、“上手に楽しむ”ための大切なポイントといえます。
小麦を避けるのではなく、“どうすれば心地よく楽しめるか”という視点で注目されているのが、グルテンの一部を分解する働きが報告されている乳酸菌です。
サプリメントは医薬品ではなく治療を目的とするものではありません。一方で、日常生活の中で「お腹の張り」「違和感」に悩む方に対し、医療機関で使用できる治療薬の種類が実は多くないという現状もあります。
※1 メーカー実施試験によるグルテン分解率(条件下での最大値)
※2 韓国における特許取得(メーカー公表による)
※3 メーカーによる「世界初」表現。分類・定義はメーカー情報に基づく
こうした背景から、“新しい選択肢のひとつ”として グルテンを一部分解する乳酸菌を取り入れることを提案しています。あくまで補助的なアプローチですが、パンやパスタを楽しむ際に 「負担を意識したくない」というときの生活上の工夫として活用しやすい点が魅力です。
パン好き医師としての視点と、消化器内科専門医としての知識をわかりやすく語ったインタビュー記事はこちら。
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