今日の自分を知ることは、未来の自分を守ること。体の中の変化は、自覚症状が出る前に進んでいます。検査で今の状態を知ることが、健康を守る第一歩です。
私はこれまで、日本消化器内視鏡学会専門医として、またがん研有明病院の健診センター副医長も務め、数多くの人間ドックや内視鏡検査に携わってきました。
その中で強く感じるのは、「がんの中でも消化器がんが占める割合の多さ」と、「早期に発見できれば根治できる可能性が高い」という事実です。消化器がんは、症状が出た時には既に病状が進行していることも多く、検査のタイミングが生死を分けることさえあります。
人間ドックは、単に“自分のため”だけではなく、あなたを支えてくれる家族や子どものためでもあります。健康でいることは、周りの大切な人に安心を与えることにつながります。特に、仕事や家庭で忙しい働き盛りの世代こそ、自分の体を後回しにせず、自分のために時間を使っていただきたい。少しの時間をかけて健康を確認することが、将来の生活や家族の笑顔を守る大きな一歩になります。
私の持てる経験と技術を生かし、当院では苦痛の少ない検査で確かな診断を行います。ここでの検査が、あなたの未来と大切な人の安心を守るきっかけになることを願っています。