緊急外来(血便・アニサキス)
緊急外来(血便・アニサキス)
当院は予約優先制のクリニックではありますが、緊急性が高い消化器症状に対しては予約外でも迅速に対応する体制を整えています。特に「血便」や、強い痛みを伴う「胃アニサキス症」のような症状でお困りの際は、当日の胃カメラ・大腸カメラ検査も対応可能です。
症状が強くてつらい時に、当日検査が可能な医療機関を探すのは大変なことです。当院はいざという時に「ここに連絡すれば大丈夫」と感じていただけるクリニックを目指しています。緊急の際には遠慮なくご相談ください。
血便緊急外来では、貧血や腹痛を伴う緊急性のある血便症状に対して、速やかな診察と必要に応じた内視鏡検査を実施しています。血便が原因で貧血が進行した場合、血圧低下や意識レベルの低下、最悪の場合は命の危険を伴う場合もあります。
また、出血の原因によっては安静入院などを要するケースもありますので、いち早く診断をつけることが重要です。ネット上での検査予約の空き状況に関わらず、一度ご相談ください。
下剤を服用せずに、直腸〜S状結腸までを観察する検査です。事前準備が不要で、即日行うことが可能です。ただし、観察できるのは大腸の一部のみのため、口側の大腸に出血源が疑われる場合には、後日改めて全大腸内視鏡検査を行う必要があります。
いわゆる通常の「大腸カメラ」です。下剤での前処置を行った上で、盲腸から直腸までの全大腸を観察し、出血源を特定します。出血の原因に応じて、その場で止血処置を行う場合もあります。
アニサキス緊急外来として、新鮮な魚介類を食べた後に発症した胃痛症状に対して、即日の胃カメラをご案内します。アニサキスに寄生された魚を食べてから早ければ数時間以内、遅くとも24時間以内に発症します。症状の程度には個人差はありますが、激しい腹痛や吐き気に襲われることは珍しくありません。
私も過去に2回、イカの刺身としめ鯖で胃アニサキス症の経験がありますが、一度は激しい腹痛や吐き気に加えて高熱も出て、大変つらい思いをしました。胃カメラによってアニサキスを胃壁から引っこ抜くことで、比較的速やかに症状は改善しますので、胃アニサキス症による症状が思い当たる方はすぐにご相談ください。
刺身、鮨、しめ鯖など、新鮮な魚介類を食べた後に腹部症状が出た方
胃壁に噛みついているアニサキス虫体を、特殊な器具を用いて胃カメラを介して体外へ摘出します。必要に応じて処置後に内服薬を処方し、さらなる症状の改善を促します。
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